こんにちわ。管理者のミライです。
精子提供ボランティア・精子提供、体外受精、人工授精・不妊治療に関するニュースをご紹介いたします。
いろいろと考えさせられる内容ですね。はじめは赤ちゃんがほしい、赤ちゃんに会いたいという純粋な気持ちなはずなのに、欲というのは難しいものですね。
「人生の勝者として生まれてくることよりも、親の愛を一身に受けて育つことの方が、ずっと幸せなはずだ。」この一文に尽きると思います。
平等とはほど遠い世の中であるが故に仕方がないことではありますが、こどもが欲しいのは勝者として能力ではなく、抱きしめてあげたり、「愛している」ということだと強く思います。
未来の扉は妊娠出産を望む女性の選択肢を増やすために設立されたボランティア団体です。全国、北海道から沖縄まで、東京、大阪、札幌、仙台、新潟、名古屋、福岡、関東関西どこへでも精子提供を希望される方の所在地へ伺います。
引用:マネーポストWEB
生殖ビジネス「遺伝子の選択」問題 求められるのは優秀な子か親に似た子か
一部のあっせん業者では、卵子の提供者となる女性には、事前に詳細な情報の提供を求める。年齢、身長、体重、血液型、人種のルーツはもとより、まぶたは一重か二重か、最終学歴はどこか、身内のがんなどの病歴、髪の色や太さまで記入させられることもある。
SNSでは「東大卒」と自称する男性が精子提供のボランティアをしていたり、自身の容姿の特徴や子供の頃の運動習慣まで細かく記載した個人サイトを持つ男性もいる。
「生まれたときから優れた才能を持たせられるなら、そうしてあげたい」と思うのも、当然の親心かもしれない。だが、“エリート遺伝子”を高値で売る業者が跋扈すると、新たな問題が起きる。
すでにヨーロッパや中国では、容姿端麗な女性や、輝かしいキャリアを持つ女性の卵子が高値で売買されており、その実情は日本国内よりも生々しい。購入者が着床すれば、出産まで月々十数万円の報酬が出ると報じられたこともある。
「一流大学卒の高いIQに優れた運動能力、二重のまぶたで鼻は高く高身長、いっそのことブロンドで青い目……」などと、親の好みの受精卵を“デザイン”することができてしまうのだろうか。
金沢大学大学院医薬保健学総合研究科助教の日比野由利さんは、「完全なデザイナー・ベビーをつくることは難しいはず」と話す。卵子提供は国内では基本的には認められていないうえ、そもそも日本人のドナーが少なく、細かく条件を指定して選ぶことができない。産婦人科医で岡山大学大学院保健学研究科教授の中塚幹也さんも指摘する。
「そもそも、優秀な遺伝子を選んだところで、実際に子供がその特徴を持って生まれるかは“神の領域”で、操作できるものではありません。それに、その子が優秀に育つかどうかは環境要因も大きい。期待通りに育たなかったことで愛着を持てなくなったり、反対に親とかけ離れた天才児が生まれて手に余ったりしたら、幸せな親子だといえるでしょうか」
SF映画のように、親が自由に遺伝子を選ぶことがふつうになってしまったら「500万円もかけてお前を買ったのに、どうして東大に入れないんだ!」などと、新たな虐待の火種にもなりかねない。
だが、中塚さんらの調査によれば、中国や韓国などではその傾向が見られる一方で、日本人は幸いにも「提供精子や卵子で優秀な子を持ちたい」という欲求は少ないという。日本で唯一、無償での卵子提供仲介を行う「OD-NET」理事長の岸本佐智子さんが言う。
「実は、卵子提供を受けるかたの多くが最も気にするのは、血液型と“自分に似ているかどうか”なんです。単純に、わが子が自分に似ていればうれしいし、大きくなってから周りに“親に似ていないね”などと言われて、いやな思いをすることも減るからです」
人生の勝者として生まれてくることよりも、親の愛を一身に受けて育つことの方が、ずっと幸せなはずだ。
未来の扉からのお知らせ
精子提供ボランティア未来の扉では精子提供の相談や、面談等を行っておりますがマスク着用、アルコール除菌などの徹底を行っております。精子提供について相談したい、話を聞きたい方、お1人で悩まずにお気軽にお問い合わせください。 未来の扉では赤ちゃんを望む独身女性、男性不妊のご夫婦、GIDやLGBTの方など様々な方の相談を多く受けております。赤ちゃんがほしい気持ちを諦めずに、明るい未来を作る一歩を一緒に踏み出しましょう。