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精子提供・体外受精・人工授精・不妊治療等に関するニュース【2021.5/4】

2021.05.04
精子提供・体外受精・人工授精・不妊治療等に関するニュース【2021.5/4】

こんにちわ。管理者のミライです。
精子提供、体外受精、人工授精・不妊治療に関するニュースをご紹介いたします。

引用:東洋ONLINE

婚活で「妊娠」「不妊」が赤裸々に語られる理由

結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情にいて解説する本連載。今回は婚活における妊娠や妊活に関する話です。結婚相談所では、結婚前にお互い子どもについてよく話しておく必要があります。子どものことで意見が合わずに破談になることも珍しくないからです。センシティブですが、避けては通れないテーマなのです。

■子どもに対する考え方でマッチング

結婚相談所では、入会時に書いていただくプロフィールに「子どもがほしい」「ほしくない」「どちらでもよい」という項目があります。そもそもそこが噛み合わない相手とはマッチングしません。

30代後半の女性で「子どもがほしい」と書いてあったら、男性は「すぐに不妊治療に入るだろうな」という認識になります。不妊治療はお金がかかりますし、男性の協力も必要。「そうであれば、年齢的に若い女性を選んだほうがいいのではないか⋯⋯」という判断をする場合もあります。

プロフィールだけでなく、お見合いの場で子どもに対する考え方や、自然に妊娠しなかった場合はどうするか、不妊治療に進むか進まないかといった話題に踏み込むこともあります。

自見はなこ:そして、40代のときに「無精子症」と診断されたと。診断された直後は、どんなお気持ちでしたか?女性が「私、40歳ですが子どもがほしいんです。協力してくれますか?」と質問し、男性が「いやいや、自然でいいんじゃないですか」と返答したら、不妊治療には協力的ではないという可能性があります。となれば、その男性は候補からはずしたほうがいいということになります。

卵子凍結している会員も数%ほどいます。自己紹介で「卵子を凍結していますので、妊娠できます」と書いている女性も。「1子目は自然で産み、2子目は凍結しているものを使います」と計画している人もいますね。また、真剣交際中の1~2割のカップルはお互いブライダルチェックを受けます。30代後半であれば3~4割でしょうか。

センシティブな問題だからといって、婚活の現場でその話題を避けてしまうと、結婚後に大きなトラブルになってしまうので、必ず話すようにアドバイスしています。

先日結婚した40代男性・和男さん(仮名)は、不妊治療が原因で離婚したバツイチ。前の結婚では5年以上不妊治療をしていたそうです。1000万円以上費やしましたが、ある年齢になった時にドクターから「もう確率がかなり低いから治療のやめ時では⋯⋯」と切り出されたそうです。

■不妊治療をやめ、家庭内別居に

妊娠、出産という目標を失ったことで、夫婦関係にぽっかり穴が開いたようになり、次の日から家庭内別居に。1年後に離婚して、治療費と家のローンという借金が残りました。

和男さんは「マイナスのスタートなんですけど、結婚できますか」と入会。借金があるとはいえ公務員なので収入は安定していましたし、分譲マンションを持っているので悪い条件ではありません。性格も穏やかで女性に優しいところもよかったのでしょう。早期に20代の女性とご成婚となりました。

しかし、年齢的に若い女性だからといってすぐに子どもができるわけではありません。事実、前の奥さんが高齢だったわけではないんです。だから私は成婚退会時に和男さんに忠告しました。

「今度の結婚では、妊娠・出産を絶対したいとは考えないで。子どもに恵まれなかった場合は、『2人で楽しく過ごしていく』というふうに気持ちも生活習慣も切り変えていかないとね」 幸い、和男さんは結婚後、すぐに赤ちゃんが生まれました。

30代後半の順子さん(仮名)。「子どもがほしいから」と言って婚活をスタートし、1年以内に結婚しました。ご成婚退会時に2人で挨拶に来てくれたので、お相手の男性に「決め手は何ですか」と質問してみました。

男性いわく、お見合いの帰り際に順子さんは、振り向いて、「あの、さっき言いそびれたのですが、私、子どもがほしくて結婚したいんです」と言ったそうなんです。男性はびっくりしたそうですが、言いづらいことを、声を振り絞って言ってくれた順子さんが強く印象に残ったと言います。お見合いでは交際するかどうか迷っていたけれど、この帰り際の一言で「この人ともしかしたら結婚するかも」と直感したそうです。

彼はうれしそうに「結婚相談所に入会し色々な女性とお会いしましたが、これほどまでに結婚について純粋に真剣に考えそれを伝えてくれた人はいなかったです。ぼくもそれならば協力しなければとその時に思ったんです」と話していました。

■年齢的に難しい場合のアドバイスは

「子どものいる生活」を希望していたとしても、年齢的に難しいと感じるケースもあります。過去にも「子どもは2人ほしいです」と言う40代後半の女性が何人かいました。

仕事が忙しかったり、「いつか結婚できる」と思っていたり、急に子どもがほしくなったり……理由はいろいろですが、40代後半で婚活スタートして、子どもを2人もうけるというのは正直、険しい道です。とはいえ、45歳で初めてのお子さんが生まれた会員さんもいるので、こればかりはなんとも言えませんが……。

ただ、婚活アドバイザーとしては、「気持ちはわかるけれど、『子どもがほしい』という40代後半の女性は、不妊治療が前提となるので避けられる傾向にある。だから『子どもは(いてもいなくても)どちらでもよい』、あるいは『ほしくない』という男性の方がマッチング確率が高いです」ということは、正直に伝えなければなりません。マッチングができなければ、何も始まりませんから。

 もちろん、子どもができる・できないは女性にばかり原因があるわけではありません。東京近郊の由緒あるお家の跡取りと結婚したある女性は、なかなか子どもができずに「この嫁は役立たずだ!」と、姑に追い出されるように、一方的に離婚されてしまいました。その後、その女性は弊社の会員になり再婚。するとすぐに妊娠しました。男性側に問題があったのかは定かではありませんが、妊活をする際はそれぞれが協力的であることが求められます。

実際、男性の場合、自分は50代60代でも、相手が妊娠可能な年齢であれば、子どもが生まれるだろう、と考えているケースは少なくありません。

60代男性・一郎さん(仮名)もそんな1人。は前妻との間に子どもが3人いますが、「子どもがほしい」と入会。自分の子どももすでに30代になっていますが、「30代の女の子とお見合いしたい」と言う。

一郎さんは経済力があり、家を4つほど所有していました。しかし、前妻との子どもたちには財産をあげたくないそうで、新しい女性との間にできた子どもにあげたいといいます。

しかし、その子を1人前に育て上げるまでには20年以上はかかるわけです。そのとき、一郎さんは80代後半になります。「教育費などのお金は残るの?」と聞くと、「家を1軒ずつ売ればいいんですよ」と笑う。1軒ずつ売っちゃったら、結局その子に遺す財産はないですよね。「まず子どもがほしい」という発想が先で、そこまでは考えがいたっていないのかもしれません。

■知識やデリカシーが欠けている男性も

ことこのテーマに関しては、知識やデリカシーに欠けている男性が少なくないと感じます。例えばある女性は、お見合い相手の50代男性に、「私はすごい性欲があるんだ。アンタ、子どもほしいの?  この前、病院に行ったら『20代の男と同じくらい精子がある』って言われたから、1人ぐらい産んでもらってもいいと思ってる」と大きな声で言われたそうです

また別の女性は、やはりお見合いの席で「キミはもう30代半ばだから、子ども2人ほしいなら連続で産まないとね。生理はいつ?  排卵日の前後3日間は出張は入れないでね。高齢出産なんだから、それくらい覚悟しないとダメだよ。わかってんの?」と叱られたとか⋯⋯。

婦人科系のよくある持病を明かしたところ、「この人は子どもが産めないんだ」と勝手に解釈して破談にした男性もいました。逆に、40代半ばの女性に対して「大丈夫だから、一緒に妊活がんばろう」と前のめりになりすぎて、女性のほうが「私、責任取れないです。気が重いです」と引いてしまい、お断りしたケースも。

人生において「妊娠」「出産」は非常に大事なことです。婚活の場においては、「子どもを持つか・持たないか」も含めて、男女がきちんと知識を身につけ、お互いに冷静に話し合うことが重要です。

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