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精子提供・体外受精・人工授精・不妊治療等に関するニュース【2020.8/13】

2020.08.13
精子提供・体外受精・人工授精・不妊治療等に関するニュース【2020.8/13】

こんにちわ。管理者のミライです。
精子提供、体外受精、人工授精・不妊治療に関するニュースをご紹介いたします。

引用:PRESIDENT Online

バリキャリ女医に学ぶ、仕事も家庭も両方充実させたい人のための「戦略的な妊活タイミング」

医師の世界のなかでも、産婦人科医は女性比率が高い部門です。当然、そこで働く女性医師にとっても、自身のライフイベントとどう向き合い、どうプランニングしていくかは重要なテーマ。日々、女性の体と命に向き合う産婦人科医だからこそ意識している「戦略的な出産のタイミング」について、都内の病院に勤務する女性医師たちに伺いました。

■学生結婚が推奨される医大も

高収入な分、勤務もハードな印象のある医師の世界。国家資格をとればそれでゴールではなく、常に知識と技術の更新が求められる職種です。だからこそというべきか、妊娠・出産のタイミングは「早めに」と考える人が多いといいます。専門の科に進んでからはなるべくキャリアを中断したくないという考えから、学生のうちに、あるいは研修医の期間中に出産を終えるのがひとつのスタンダードになっているそう。

「ある医大では、学生結婚が推奨されているくらい。本格的にキャリアが始まる前に産んでいたほうが復帰もしやすいし、その後のキャリアも築きやすいという考えです。同じ学校学部の学生同士で結婚をしたら学費が半分になるという大学もあります」

「産婦人科はもともと女性医師が多く、ほかの科に比べても女性が働きやすい環境がととのっていると思います。私の職場に在籍する女医は20人ほど。妊娠・出産、子育てと仕事をどう両立させるかは日常的な話題ですし、ロールモデルとなる先輩もたくさんいます」

■強行突破派と戦略派。早め出産をめざす女医の2タイプ

同僚や先輩を見回しても、やはりキャリアを積んでからの晩産派よりも、30歳前後で第一子を出産する人が多いそう。

「産婦人科医という職業柄、妊娠・出産にはタイムリミットがあることもよくわかっています。高齢になれば妊娠しづらくなりますし、また高齢での出産は合併症などのリスクも高まります。はっきりしたデータがあるわけではありませんが、妊娠・出産のベストタイミングを優先しつつ、キャリアをどうつないでいくかを考える、という人が多い印象ですね」

A子さんは、早めの出産をめざす女医のなかでも、さらに「強行突破派」か「戦略派」かに分けられると分析します。

「強行突破派とは、『妊活しながら考えよう』という人。妊娠を希望しても、すぐに子どもができるとは限りません。計画的に子作りをするより、早めに妊活を始めて妊娠できたタイミングでキャリアプランを修正していくとい考え方です。子どもは2人以上と望むなら、この考え方は現実的だと思います」

■3人欲しいなら、妊活は何歳から?

図表1は、2015年にオランダの研究チームが発表したもので、「欲しい子どもの数」を達成するために、「何歳までに妊活を始めるべきか」をまとめたシミュレーションデータです。3人の子どもに恵まれたいと思う人が、達成率75%をめざすなら31歳まで、達成率90%をめざすなら23歳までに妊活を始めるべきということになります。

「一方の戦略派は、勤続年数や専門医試験の受験資格を得る年などから逆算し、妊活するタイミングを決めようという考え方。試験を受けるためには、一定期間、同じ施設で働いていることや、治療に携わった症例数などの条件を満たす必要があります。キャリアアップをめざすなら、専門医の認定を得ることは非常に重要なんです」

昇進試験のタイミング、海外赴任や転勤の希望、またパートナーの状況なども総合的に考えながら、いつ産むべきかを考える。会社員として働く女性にも、戦略的に妊娠の時期を調整したいという考えを持つ人は少なくないでしょう。

ガラス針の先端に精子を1個入れて、顕微鏡で確認をしながら卵子に直接注入する方法です。

昇進試験のタイミング、海外赴任や転勤の希望、またパートナーの状況なども総合的に考えながら、いつ産むべきかを考える。会社員として働く女性にも、戦略的に妊娠の時期を調整したいという考えを持つ人は少なくないでしょう。

■戦略派の女医が必ずチェックしている自分の体のこと

仕事のスケジュールやキャリアプランと照らし合わせながら、妊娠のタイミングをコントロールしたいと考える場合、仕事以外にも見るべきポイントがあります。

「子宮や卵巣にトラブルがないかは必ずチェックしておくべきでしょう。子宮内膜症、排卵障害などがある場合、適切な治療をしないと妊娠が難しいこともあります。生理があっても、正常に排卵していないこともあり、検査を受けてはじめてわかったという人も少なくありません。自分の体についての情報がゼロでは、正しい戦略は立てられませんよね。子宮のトラブルがない人も、AMH検査を受けておくと、ライフプランを立てる際の参考になります」

そう話すのは都内の産婦人科で働くB子さん。自身も結婚と同時にAMH検査を受けたと言います。AMH検査とは、卵巣のなかにどのくらいの卵子の在庫があるかを推測できる検査。採血だけで調べることができ、産婦人科や不妊治療専門クリニックなどで受けられます。最近では、自宅で手軽にAMH値を測れる検査キットも登場。

「気づいたときには手遅れ」ということはあまり無い

「今は仕事を優先したいから妊娠はできないけれど、AMHが低めだったから卵子凍結をしておく、パートナーがいる人は受精卵の状態で凍結保存する、という人も。キャリアを積むために晩産になることはあっても、不妊になる問題はないかどうかをきちんとチェックしている人がほとんどです。気づいたら妊娠しづらい年齢になっていた、と後悔する人は少ないですね」

30代は任せられる職域も広くなり、仕事がどんどん面白くなる時期。今、この時期に妊娠、出産で1年以上も立ち止まりたくない、休んだら復帰できるかわからない。そんなふうに悩む女性も多いでしょう。ただ、妊娠・出産には適した時期があり、それはそう長くないことも頭に入れておかなければなりません。

 もちろん、ベストな妊娠・出産のタイミングは、人によって違います。

子どもは何人?  キャリアプランをどう描く?  子宮や卵巣にトラブルはない?

こうしたことを総合的に考えながら、強硬派でいくのか、戦略的に逆算するのか、受精卵凍結などの先進医療の力を借りるのか。主体的に選んでいくことが大事、といえそうです。

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