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精子提供・体外受精・人工授精・不妊治療等に関するニュース【2021.3/11】

2021.03.11
精子提供・体外受精・人工授精・不妊治療等に関するニュース【2021.3/11】

こんにちわ。管理者のミライです。
精子提供、体外受精、人工授精・不妊治療に関するニュースをご紹介いたします。

引用:BUSINESS INSIDER

サウナや育毛剤は「妊活にNG」だった。“夫婦で妊活の日”に知る、精子の基礎知識

日本産科婦人科学会によると、不妊のカップルは約10組に1組。不妊に悩むカップルは多く、出産年齢の高齢化によって、今後その割合はさらに高まっていくことが予想されている。

妊娠は男性と女性が揃って初めて成立するもの。不妊の原因の約半数は、男性に関係したものだとされている。しかし、男性不妊に対する社会的な認知度は低い。

リクルートライフスタイルは、2月23日「夫婦で妊活の日(※)」にともない、「将来子供を希望し、妊娠を目的に現在通院をしていない、まだ子供のいない全国の20歳~40歳男女」約2000人を対象に、「精子に関する知識」のアンケートを実施。

男性不妊についての現実が、まだ十分に知られていない現状が明らかになった。 意外と知らない、精子や男性不妊にまつわる基礎知識を見ていこう。

1.「男性不妊は泌尿器科」は意外と知られていない

不妊治療と言われると「産婦人科」で行われるイメージが強い。しかし、男性不妊の治療は基本的に泌尿器科で行われる。調査では、男女共に7割以上の人が、このことを知らなかった。

調査を監修した順天堂大学の辻村晃教授は、「7割強が男性不妊の専門科が泌尿器科であることを知らず、妊活開始時や不妊に悩んだ際に適切な行動を取ることができない可能性を示唆しています」と懸念を示す。

また、調査では4人に1人程度の割合で精子の状態が悪い人がいるという点も、男女ともに知らない割合が7割近かった。

精子の状態は体調とも大きく関係しているとはいえ、「私は元気だから大丈夫」と思っていても精子の所見が悪いことは十分にありえることだ。

「4人に1人というのは、ブライダルチェックで精液検査を実施した男性のうち、精子濃度・精子運動率・精液量のいずれかがWHOの定める下限基準値を下回っていた男性の割合です。

この傾向は、先天的・後天的な疾患に加え、食事や生活習慣などが関連しているものと推測されます。また30代半ばを過ぎると、精子のDNA損傷率が高くなることをはじめ、精液所見が悪くなることが報告されています」(辻村教授)

2.育毛剤やサウナは「妊活時にはNG」

サウナに長時間入ったり、ノートパソコンを膝の上においたり、蒸れやすいボクサーパンツを着用したりする行為が精子に悪影響を与えるという「噂」を聞いたことのある人も多いだろう。

残念ながらこれらの行為の悪影響は、噂ではなくある程度研究が積み重ねられたものだ。実際、妊活時には推奨されていない。

辻村教授によると、陰嚢(精巣を包む袋)の適切な温度は33度前後。この部位の温度が上昇すると、精子や精液に悪影響を及ぼすことになる。

サウナの利用やノートパソコンを膝上に置くといった行為は、こういった温度上昇の要因と考えられる。

なお、研究レベルでは、80~90度のサウナを1回15分、週に2回利用した場合に、3カ月後には精子濃度、総精子数、精子の前進運動率が低下することが報告されている。

ただし、利用をやめた後、半年程度で精子の状態が元に戻ったという研究結果もあるという。

また、調査では「フィナステリド」や「デュタステリド」といった成分を主成分とする育毛剤の使用が精子の状態に悪影響を与えることについても、認知度は非常に低かった。

「近い将来子供を望むのであれば、正しい知識や医師の指導のもと、精子や精液に良くないとされる生活習慣や状態を見直し、妊活を始める3~4カ月ほど前から控えたり、うまく付き合う方法を考えることが大切です」(辻村教授)

3.「精子が濃いから大丈夫」は勘違い

精液が濃かったり、性欲が強かったりする男性の中には、みずからの生殖能力に自信を持っている人がいるかもしれない。しかし残念ながら、それは勘違いだ。

「精子の状態が悪い場合や、無精子症でも射精することは可能です。性欲の強さや精液の濃さは、精子濃度や精子運動率等に関係ありません」(辻村教授)

また、 30代半ばを過ぎると、精子のDNAが損傷する割合が高くなり、さらに精液の所見も悪くなることが報告されている。

そのため、過去に妊娠に成功したからといって、現在も不妊リスクがないとは言い切れない。

辻村教授は、誤った情報をもとに「自分は(パートナーは)大丈夫」と判断してしまう可能性や、勘違いをしているために男性の「自分ごと化」が遅れている可能性を指摘する。

「昨今はネットやSNSでさまざまな情報に触れる機会があります。将来子供を希望する男女が適切な判断をできるようになるためにも、精子に関する正しい知識の啓発が必要です」(辻村教授)

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